既に5台のGarminデバイス購入歴のある私ですが
自分の運動記録のみならず、健康状態まで表示してくれるGPS搭載スマートウォッチ。私のGarmin歴は VÍVOACTIVE J HR→ForeAthlete 245 Music→ForeAthlete 745→Forerunner 955 Dual Power→Forerunner 965とステップアップしてきました。
2024年8月29日(木)、Garminのフラグシップモデル 「fēnix 8」が投入されましたが、マルチスポーツGPSウォッチを謳うこのモデルが、Forerunner シリーズから買い換える魅力があるのか?私なりに調べてみることにしました。
現在メインで使っているGarmin Forerunner 965 購入の記事はこちら
Garmin Forerunner シリーズとの違い
fēnix 8とForerunner 965と165の機能を一覧表で比較
今回発売された「fēnix 8」は、マルチスポーツGPSウォッチを謳っており、Garminの最新機能が全て搭載されたフラグシップモデルに位置づけられます。毎日の健康管理やスポーツの記録まで、「fēnix 8」がデータを計測・分析し、健康のために使用者に合ったアドバイスを提案。ビジネスにもスポーツにもフィットするデザインと高品質素材で所有欲を満たすとされています。
これに対し、 Forerunner シリーズはアスリートからランニング愛好者まで、幅広いランナーの“トレーニングパートナーとして位置づけられるモデルですが、このシリーズでも、もちろん健康管理を行うことができます。私の場合、ほぼ24時間「Forerunner 965」を装着しており、質感などはビジネスシーンでも充分なものを備えていると考えます。
もし、ダイビングでもGarminウオッチを活用したいというのでは対抗できませんが、ランやスポーツジムのトレーニングで使用するとした場合、約1年前の2023年4月4日(火)に販売開始となった「Forerunner 965」から買い換える程の魅力があるのか、「Forerunner 965」で我慢できるのか、数字で比較します。「fēnix 8」は、 43mm、47mm、51mmの3モデルが発売されていますが、「Forerunner 965」は47mmモデルのみ発売されています。というか、 Forerunner シリーズはモデルナンバーでサイズを3サイズに分けているので、バリエーションとしてはそれ程の差はありません。
なお、「fēnix 8」は盤面に太陽電池を備える「Dual Power」モデルが発売されます。Dual Powerといえば、Forerunner 955 でも「Dual Power」モデルがあり、これを使用していましたが、屋内活動が主な私ではあまり恩恵を感じられず、また「Forerunner 965」は大体週1回程度の充電で問題なく使えており、私はそこまで必要性は感じません。
本体仕様
本体仕様で比べる場合、注目すべきはやはり価格差です。2024年9月7日現在、「fēnix 8」の47mmモデルの実売価格は約162,000円、「Forerunner 965」は約77,000円、Amazonで最も人気の高い「Forerunner 165(音楽保存機能有り。サイズは43mm)」なら約41,000円で手に入ります。発売から1年以上経過しているので価格がこなれている面もありますが、「fēnix 8」の半額~1/4の値段で買えるのですから、「fēnix 8」には相当な先進機能が詰め込まれているはずです。
fēnix 8にしかない機能
- 「音声コマンド」機能が搭載され、声でGarminの操作が可能に。音声でメモを残すことも可能
- スマートフォンの音声アシスタント機能を利用して、Garminから電話をかけたり音声テキストの送信が可能に。ただし、Apple Watchのようにウォッチ単体で通話をすることはできなと思われます。
- LEDフラッシュライトが搭載され、暗闇でも安全に
- ダイビング機能が新規搭載され、水深40mまでのダイビングに対応
Forerunner シリーズには、スピーカーとマイクが搭載されていません。なので、音声を利用したウォッチの利用は不可能です。スピーカーとマイクは、普及モデルの「Venu 3」にも搭載されています。音声で電話もかけられるのは魅力に感じますが、Apple Watchのようにウォッチ単体で通話をすることはできないようで、結局スマホも一緒に持ち歩かなければならない(屋外ランニングの際でも)ので注意が必要です。
ただ、上述の非搭載機能を除けば、47mmサイズで比べた場合、「Forerunner 965」と「fēnix 8」では大きな差が感じられません。「fēnix 8」はレンズ素材がより硬度の高いサファイアクリスタルを採用していることと、防水等級が2倍になっている位です。さすがに「Forerunner 165 Music」はより控えめな仕様になりますが、これは値段なりで仕方がありません。
なお、「Forerunner 165 Music」のレンズ素材が化学強化ガラスと表記されていますが、「ゴリラガラス」も化学強化ガラスの一種です。つまり、コーニング社以外の化学強化ガラスを採用したため、商標としての「ゴリラガラス」という表記が使えないのだと思われます。これは価格を抑えるために従来モデルと仕様を変更したのかもしれません。
Forerunner 165 Music | Forerunner 965 | fēnix 8 | |
価格(定価) | 41,000円 | 77,000円 | 162,000円 |
レンズ素材 | 化学強化ガラス | Corning Gorilla Glass DX | サファイアクリスタル |
ベゼル素材 | FRP | チタン | チタン |
ストラップ素材 | シリコン | シリコン | シリコンなど |
サイズ | 43 x 43 x 11.6 mm | 47.2 x 47.2 x 13.2 mm | 47 x 47 x 13.8 mm |
タッチスクリーン | ○ | ○ | ○ |
ディスプレイサイズ | 直径1.2インチ (30.4 mm) | 直径1.4インチ (35.4 mm) | 直径1.4インチ (35.56 mm) |
解像度 | 390 x 390 ピクセル | 454 x 454 ピクセル | 454 x 454 ピクセル |
ディスプレイタイプ | AMOLED | AMOLED | AMOLED |
重量 | 39g | 53 g | 52 g (シリコンバンド込み:73 g) |
稼働時間 | スマートウォッチモード: 約 11 日間 バッテリー節約スマートウォッチモード: 約 20 日間 GPSモード: 約 19 時間 マルチGNSSモード: 約 17 時間 GPS+音楽再生モード: 約 7 時間 マルチGNSS+音楽再生モード: 約 6.5 時間 | スマートウォッチモード: 約 23 日間 GPSモード: 約 31 時間 SatIQ(衛星自動選択モード)モード:約 22 時間 マルチGNSSマルチバンドモード:約 19 時間 GPS+音楽再生モード: 約 10.5 時間 SatIQ(衛星自動選択モード)+音楽再生モード: 約 9.5 時間 マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード: 約 8.5 時間 | スマートウォッチモード: 約16日間(常時表示:7日間) バッテリー節約ウォッチモード: 約23日間 GPSモード: 約47時間(常時表示:37時間) マルチGNSSモード: 約38時間(常時表示:30時間) マルチGNSSマルチバンドモード: 約35時間(常時表示:28時間)* マルチGNSS+音楽再生モード: 約10時間 バッテリー最長モード: 約81時間 Expeditionモード: 約17日間 |
防水等級 | 5 ATM 水深50m相当の圧力に耐える | 5 ATM 水深50m相当の圧力に耐える | 10 ATM 水深100m相当の圧力に耐える |
内蔵メモリ | 4 GB | 32 GB | 32 GB |
センサー仕様
これは、ランニングやウォーキングなど屋外でワークアウトをするのであれば特に重視すべき点です。
今回の比較機種ではいずれもマルチバンドに対応し、みちびきの信号も受信できるので、日本国内で使う場合は有為な差はないと思います。
また、トレイルランや登山もするのであれば、地図機能は重視すべき機能といえますが、「fēnix 8」と「Forerunner 965」に搭載されています(機能差はあるかもしれません)。地図機能は、もちろんマラソン大会やジョギングでも使用できますが、決められたコースを走るとか知っている道を走る場合、わざわざ使う必要はあまりありません。
「fēnix 8」にしかない機能として「深度センサー」がありますが、ダイビングでも使いたいのであれば、そもそもForerunnerシリーズは対象外になります。
Forerunner 165 Music | Forerunner 965 | fēnix 8 | |
GPS | ○ | ○ | ○ |
GLONASS | ○ | ○ | ○ |
Galileo | ○ | ○ | ○ |
みちびき(補完信号) | ○ | ○ | ○ |
BeiDou | ー | ー | ○ |
GNSSマルチバンド | ○ | ○ | ー |
SatIQ(衛星自動選択モード)機能 | ー | ○ | ○ |
Garmin Elevateリスト型心拍計 | ○第4世代 | ○第4世代 | ○第5世代 |
気圧高度計 | ○ | ○ | ○ |
コンパス | ○ | ○ | ○ |
ジャイロセンサー | ○ | ○ | ○ |
加速度計 | ○ | ○ | ○ |
温度計 | ○ | ○ | ○ |
環境光センサー | ○ | ○ | ○ |
血中酸素トラッキング | ○ | ○ | ○ |
地図機能 | ー | ○ | ○ |
深度センサー | ー | ー | ○40mまで |
ランニング機能
Forerunnerシリーズでは、それまで別売りの「ランニングダイナミクスポッド」がなければ計測できなかった、「ランニングダイナミクス」と「ランニングパワー」の計測ができるようになりました。これにより、「ストライド幅」、「地面接地時間」、「上下動」、「上下動比」などがオプションなしで計測できるようになり、自身のランニングフォームを可視化し、改善点などを知ることができます。腕に付けているスマートウォッチだけでこれらが計測できるようになったのですから、革命的です。
もちろん、「fēnix 8」でもこの2点を計測できるのは言うまでもありません。それでも、GCTバランス(左右の接地バランス)は「ランニングダイナミクスポッド」がなければ計測できないのは、「fēnix 8」でも同様です。
なお、ランニング機能に関してだけの比較では、「fēnix 8」にしかないのは、ランプロフィールの「障害物レース」と「ヒルスコア」機能だけです。ランニングに関しては、さすがForerunnerシリーズで充分対応できるといえます。
また、個人的にですが、結局「Forerunner 965」が提案するメニューどおりにトレーニングすることはほとんどないです。これは、スポーツジムで色々なレッスンに出てしまうので、時間的な制約で提案どおりにできないという理由があるのですが...。
Forerunner 165 Music | Forerunner 965 | fēnix 8 | |
ランプロフィール | ラン、トラックラン、 トレッドミル、 屋内トラック、 トレイルラン、 バーチャルラン、 ウルトララン | ラン、トラックラン、 トレッドミル、屋内トラック、 トレイルラン、 バーチャルラン、 ウルトララン | ラン、トラックラン、 トレッドミル、屋内トラック、 トレイルラン、 バーチャルラン、 ウルトララン、障害物レース |
GPSベースの距離、タイム、ペース | ○ | ○ | ○ |
ランニングダイナミクス | ○ (ウォッチからの計測のみ) | ○ (ランニングダイナミクスポッド(別売)併用可) | ○ (ランニングダイナミクスポッド(別売)併用可) |
上下動と上下動比 | ○ | ○ | ○ |
GCT(接地時間)とGCTバランス | △(GCTバランス計測は非対応) | ○(GCTバランス計測は要互換アクセサリ) | ○(GCTバランス計測は要互換アクセサリ) |
歩幅(リアルタイム) | ○ | ○ | ○ |
ピッチ(リアルタイムの1分あたりの歩数) | ○ | ○ | ○ |
ランニングパワー | ○ | ○ | ○ |
勾配調整されたペース | -(記述なし) | ○ | ○ |
パフォーマンスコンディション | -(記述なし) | ○ | ○ |
乳酸閾値 | 不明(記述なし) | あり(要互換アクセサリ) | あり(要互換アクセサリ) |
PaceProレース戦略 | ○ | ○ | ○ |
ランワークアウト | ○ | ○ | ○ |
ヒルスコア | -(記述なし) | -(記述なし) | ○ |
トレイルラン自動クライム | - | ○ | ○ |
レース予想タイム | ○ | ○ | ○ |
コースおよび天候別のレース予測 | ○ | ○ | ○ |
フットポッド(販売終了) | ○ | ○ | ○ |
ラン/ウォーク/静止時間検出 | ○ | ○ | ○ |
トレーニング機能
ランニングに限らず、トレーニング全般の機能も比較してみました。字面だけでは何の用途か分からない機能も多いですが、「fēnix 8」にしろ、Forerunnerシリーズにしろ、行ったワークアウトの効果を可視化できるのはメリットです。例えばワークアウト終了後に、自分が行ったトレーニングの有酸素効果と無酸素効果を数値で表示してくれるので、自分に足りないトレーニングを把握できます。また、ワークアウトを始める前に、どの位のペースでどの位続けるべきかといったメニューも表示してくれるので、単に走るだけとか、単にマシントレーニングをするというより、効果的なトレーニングが可能となります。
とはいえ、ワークアウトの記録だけで良いなら、「Forerunner 965」と「fēnix 8」に大きな差は見られないと思うところです。
Forerunner 165 Music | Forerunner 965 | fēnix 8 | |
心拍ゾーン | ○ | ○ | ○ |
心拍アラート | ○ | ○ | ○ |
心拍カロリー | ○ | ○ | ○ |
%Max | ○ | ○ | ○ |
%HRR | ○ | ○ | ○ |
リカバリータイム | ○ | ○ | ○ |
自動最大心拍数 | ○ | ○ | ○ |
モーニングレポート | ○ | ○ | ○ |
レースウィジェット | ○ | ○ | ○ |
HRV ステータス | ○ | ○ | ○ |
HRVストレステスト(静止状態での心拍数の変化を3分間測定して予測されるストレスレベルを表示。測定範囲は1~100で数値が低いほどストレスレベルは低い) | ー | ー | あり(要互換アクセサリ) |
心拍転送モード(ペアリングしたデバイスにANT+を介して心拍データを送信) | ○ | ○ | ○ |
呼吸数(アクティビティ中) | ヨガ、ブレスワークのみ | あり(要互換アクセサリ) | あり(要互換アクセサリ) |
GPS速度と距離 | ○ | ○ | ○ |
データページのカスタマイズ | ○ | ○ | ○ |
カスタマイズできるアクティビティプロフィール | ○ | ○ | ○ |
自動ポーズ | ○ | ○ | ○ |
インターバルトレーニング | ○ | ○ | ○ |
改良されたインターバル(オープンリピート、インターバルデータページ、休憩画面、自動検知を含む) | - | ○ | ○ |
ワークアウト | ○ | ○ | ○ |
パワーモード - カスタマイズ可能なアクティビティ中のバッテリー設定 | - | - | ○ |
ダウンロード可能なトレーニングプラン | ○ | ○ | ○ |
HRM-Proランニングペースと距離 | ○ | ○ | ○ |
自動ラップ | ○ | ○ | ○ |
手動ラップ | ○ | ○ | ○ |
休息タイマー | ○ | ○ | ○ |
設定可能なラップアラート | ○ | ○ | ○ |
暑熱と高度への適応 | ー | ○ | ○ |
VO2 Max (ラン) | ○ | ○ | ○ |
VO2 Max (トレイルラン) | ○ | ○ | ○ |
リアルタイムスタミナ | ー | ○ | ○ |
持久力スコア | ー | ー | ○ |
負荷比 | ー | ー | ○ |
トレーニングステータス | ー | ○ | ○ |
トレーニング負荷 | ー | ○ | ○ |
トレーニング負荷バランス | ー | ○ | ○ |
トレーニング効果(有酸素) | ○ | ○ | ○ |
トレーニング効果(無酸素) | ○ | ○ | ○ |
トレーニング効果ラベル(主なメリットを表示) | ○ | ○ | ○ |
ワークアウトのメリット | ○ | ○ | ○ |
改良されたインターバル(オープンリピート、インターバルデータページ、休息画面、自動検出を含む) | ー | ー | ○ |
改良されたリカバリータイム | ー | ○ | ー |
おすすめワークアウト | ○ | ○ | ○ |
カスタムアラート | ー | ○ | ー |
オーディオアラート | ○ | ○ | ○ |
マルチスポーツの自動移行 | ー | ー | ○ |
到着予想時間 | ○ | ○ | ○ |
バーチャルパートナー | ー | ○ | ○ |
レース | ー | ○ | ○ |
自動マルチスポーツアクティビティ | ー | ○ | ○ |
手動マルチスポーツ(アクティビティ中にスポーツを手動切り替え可能) | ー | ○ | ○ |
コースガイド | ○ | ○ | ○ |
Garmin ライブセグメント | ー | ○ | ○ |
Strava ライブセグメント | ー | ○ | ○ |
ラウンドトリップコース作成 | ー | ○ | ○ |
Trendline Popularity Routing(Garmin Connectのデータに基づく最適なルート検索) | ー | ○ | ○ |
タッチスクリーン/デバイスロック | ー | ○ | - |
デバイスロック | ○ | ー | ○ |
ショートカット | ー | ○ | ○ |
自動スクロール | ー | ○ | ○ |
ウォッチのアクティビティ履歴 | ○ | ○ | ○ |
Physio TrueUp | ○ | ○ | ○ |
統合トレーニングステータス | ー | ー | ○ |
まとめ
以上のように、「fēnix 8」とForerunnerシリーズを比べてきましたが、まず、RUN用途でスマートウォッチが欲しいなら、Forerunnerシリーズで充分かと思います。Forerunnerシリーズの現在の最上位機種である「Forerunner 965」と同サイズの場合、実売で2倍の価格差があるのは、さすがに無視できません。
「Forerunner 965」にない機能としては、音声認識・音声操作、LEDライトがあげられますが、現状では、なくて困る機能とも思えません。唯一の大きな差として「Garmin Elevateリスト型心拍計」が「fēnix 8」は第5世代で、「Forerunner 965」は第4世代というのがあります。第5世代であれば心電図(ECG)を確認できるようですが、現在、日本は利用可能エリアに含まれていません。また、今後Forerunnerシリーズも「Forerunner 965」後継機では第5世代を搭載してくると想像できます。
従って、現在「Forerunner 965」を持っている人であれば、無理に「fēnix 8」に買い換える必要はなく、後継機の仕様を見てからでも遅くはないかと思われます。
また、まだGarminシリーズを持っていないけど「fēnix 8」も「Forerunner 965」も高すぎるという方で、「Forerunner 165 Music」は搭載されている機能が見劣りするなぁという方は、今回機能比較で紹介していませんが、「Forerunner 265」を選ぶのも手です。その理由は以下のとおりです。これらは、どれも後付けできない機能なので、「Forerunner 165」シリーズを購入した場合、買い直すしか方法がありません。
- ディスプレサイズが「Forerunner 165」より大きい
0.1インチの違いですが、一度に表示できる情報量は多いに越したことがありません。「Forerunner 965」は更に0.1インチ大きくなるのですが、「Forerunner 165 Music」と価格差が約2倍、「Forerunner 265」と比べても2万円以上の価格差があるのは大きいです。 - 内蔵メモリの容量が2倍の差
「Forerunner 165 Music」と比べると容量差が2倍です。これは単純にいって保存できる音楽の曲数が2倍違うということです。Garminでは、ウォッチフェイスを自分の好きなものに変えられ、登録できるウォッチフェイス数にも差が出ると考えられます。 - ランニングダイナミクスポッド(別売)への対応の差
「Forerunner 165」はランニングダイナミクス(別売)に対応しません。「Forerunner 165」で計測できる範囲でも十分参考になるといえますが、プラス1を求めようとすると不可能となってしまいます。ただ、乳酸閾値の計測に必要なハートレートセンサー「HRM-Pro Plus」の対応機種に「Forerunner 165」シリーズが出てくるので、拡張性が全くない訳ではありません。 - やはり稼働時間は長い方が良い
もし、充電できない状況に陥った場合、少しでも稼働時間が長い方が有利です。「Forerunner 265」以上であれば、GPSモードも自動で最適化してくれるので、お任せで大丈夫というのが安心材料です。とはいえ、Apple Watchのように毎日充電しなくても大丈夫なので、Forerunnerシリーズ同士で比較した場合です。