超がつく程の汗かきの私が見つけたREON POCKET5
私は、自他が認める、超がつく程の汗かきです。多汗というと手のひらに大量の汗をかいて書類が濡れてしまうとか、わきがとかありますが、私の場合は幸いにも手のひらに大量の汗をかいたり、わきがもないのですが、その代わり全身大量発汗です。
気温が高くなるほか、辛いものを食べたり緊張でも大量に発汗してしまいます。自律神経の問題だと思うのですが、一般的には病気ではないので、体質ということになるかなと思います。
家で汗をかいている分には問題ないのですが、一番困るのは出勤時です。汗がシャツを染みとおってしまうので、超汗染みです。なのでインナーは必須ですし、シャツは白か黒といった汗染みが目立ちにくい色のものしか着られません。余りに汗をかいてしまった時は、職場に着いて着替えますが、職場に着くまでにかく汗を少しでも減らしたいのです。
今まで、電車の中で保冷剤を身体にあてたりしていましたが、溶けてしまえば終了です。ネッククーラーやハンディファンを買うかと逡巡していたのですが、ネッククーラーは割と大きくて目立つし、男性でハンディファンを使っている人はあまり見ないし...と思っていたところ、目についたのがSONYの「ウェアラブルクーラー REON POCKET5」の発売情報(2024年4月23日発売)です。
私は早速、REON POCKETに温湿度などを計測するセンサー「REON POCKET TAG」を同梱した、センシングキットを買うことにしました。
そして、使い勝手などをレビューします。
シリーズ最高の冷却力!?
REON POCKET5という名前のとおり、今回で5世代目です。初代は2019年のクラウドファンディングで大ヒットしたそうで、最近はほぼ毎年バージョンアップをされてきています。昨年発売された第4世代に比べると、
吸熱性能最大約1.5倍!、駆動時間最大約1.8倍!
とあるので、なんか凄そうです。REON POCKETのホームページにREON POCKETシリーズ 機能比較表があったので、転載してみました。
個人的には、静音性が高くなったのは魅力です。通勤電車の満員状態の中で、ウィーンという甲高いモーター音が響くのは避けたいところですね。
- ※1 COOL/WARMの切り替えを自動で行うのはREON POCKET TAGと連動したときのみ。
- ※2 充電池駆動した際における最大冷却レベルでの動作開始60分の平均吸熱量を比較。
★はソニー独自の基準に測り評価した吸熱性能を示しています。★の数が多いほど高い性能となります。 - ※3 COOLレベル4での充電池駆動した際における駆動時間を比較。
- ※4 COOLレベル4にて当社測定法での騒音値を比較し、★はソニー独自の基準に測り評価した静音性を示しています。
★の数が多いほど高い性能となります。 - ※5 REON POCKET本体とネックバンドの重量。REON POCKET 5 はエアフローパーツ(ショート)を装着時の重量です。
- ※6 さまざまな内部部品にシーリングを効果的に施し、水滴・ほこりが浸入しにくい防塵・防滴に配慮した設計です。汗や水滴の浸入を完全に防ぐものではありません。
REON POCKET5を装着する
REON POCKET5のパッケージ
届いたパッケージはこのようなもので、中に入っているのは、以下のものです。充電ケーブルは同梱されていますが、充電のACアダプターは付属していないので注意が必要です。
- REON POCKE本体&ネックバンド(セット済)
- エアロフローパーツ(長・短)
- 充電ケーブル(USB Type-A USB Type-C)
- REON POCKET TAG(センシングキットを買った場合のみ)
エアロフローの違い
エアロフローは長・短2種類が同梱されています。
長い方は、ワイシャツなど襟の高いシャツを着た場合でも、排気をできるように工夫されたもので、短い方はTシャツなど襟の低い服用です。
装着してみた
と言うわけで、装着してみた様子です。エアロフローは短い方です。若干装着位置が高いかもしれないですね。
ネックバンドは、自由に曲げることができるので、自分の体格に合ったように調整できます。
ちなみにネックバンドは、小型の「専用ネックバンド4 (SMALL)」も発売されています。色合いも、肌色に寄せたナチュラルベージュとなっていて、女性向きといえます。
使ってみた感じ
ここからは、実際に使ってみたうえでのレビューです。
【良かった点】
- 冷却性能は高いと思います
今回のようなネッククーラーを使ったのは初めてですが、マニュアル操作でCoolレベルを5にしたときは、冷え方は凄いです。 - 保冷剤より断然長時間使えるのは魅力
昨年までは保冷剤をポケットに入れたりして身体を冷やそうとしましたが、30分程度しか保ちませんし、冷凍庫で再度氷らせる必要から衛生面の不安もありましたがそれらが一挙解決しました。 - バッテリーの保ちは必要十分
私の場合、通勤が1時間半程度で事務系の仕事なので、バッテリーが無くなることはまずありません。仮にバッテリーが切れてもモバイルバッテリーで充電可能です。 - 動作音は気になりません
静かな部屋で廃熱ファンが全力運転すれば気になりますが、それ以外ではまず動作音は聞こえません。満員電車でも安心です。
【困った点】
- スマホアプリとの接続が頻繁に切れます
これは非常に困った点です。何度も何度も何度も何度もスマホとペアリングのやり直しになるので非常に面倒臭いです。一応、本体のボタンを2秒長押しすると予め決めた設定で動作させる機能があるので、それをうまく使う方法もあります。 - REON POCKET TAGが固定できない
一応クリップ一体型ですが、直ぐに外れそうですし、鞄に吊り下げるとき用にストラップホールくらい付けて欲しいです(それっぽい細い針金を円形にしたものが付属してますが、おおよそ実用的なものではなく)。と思ったら、同じことを考える人がいるようで、Amazonで売ってましたw
まとめ
多汗は日常生活に支障をきたすこともあり、本当に辛いです。
家にいるだけとか自家用車で移動するなら別ですが、外出先で長時間歩くとか満員電車に乗るとかはもう地獄です。着替えを持つとか、少しでも空いた電車に乗るよう早い電車に乗るとか工夫はしますが、願いは汗が出ない身体になることです。
とはいえ、汗をかくこと自体は病気ではありません。甲状腺異常で多汗になることがあるようですが、そのような異常もないので体質(自律神経が異常とはいえますが)ということになります。
一応、薬もなくはないですが劇的な効果は望めません。胸の自律神経を焼く手術もありますが、手の汗の悩みを軽減するためのもので、他の部位から汗をかく代償姓発汗を伴うため、全身発汗には意味がありません。
そういった中で、今回のような製品はわらをも掴むものです。REON POCKETは登場以来、毎年のようにモデルチェンジをしており(参考記事はこちら)、かなり実用的な仕上がりなっていると感じますが、今後もより進化した製品が出てくることを期待せずにはいられません。
なので、REON POCKET5は超オススメです!