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HONDA N-BOX に「Amazon Echo Auto」(第2世代)を搭載。設定方法や使用感をレビューします

2023年8月18日

「Echo Auto」(第1世代)から「Echo Auto」第2世代に乗り換え

マイク部分を小型化した「Echo Auto」(第2世代)

家の場合、車の中でもAlexa!したくなり、余った家用の「Echo Dot」を車に搭載してみたのが始まりでした(その方法は下の記事をご覧ください)。その後、車載専用の「Echo Auto」(第1世代)を購入して使用していましたが、先日のAmazon Prime Day(プライムデー)で第2世代がとても安くなっていたので購入してしまいました。

ポイント

AlexaはAmazonが開発した「AI音声認識サービス」のことであり、自宅で活用するには、「Amazon Echo」シリーズのAlexaを搭載したスマートスピーカーが必要。車に特化したのが「Echo Auto」です。

「Echo Auto」の第1世代と第2世代の違いは、マイクユニットが分離小型化されたことです。第1世代はダッシュボードやエアコン吹き出し口に設置することが前提の形状でしたが、第2世代はマイクユニットと本体(スピーカー含む)を分離したことによりマイク部分が非常にコンパクトになり、設置の自由度はかなり高いものになりました。

「Echo Auto」(第1世代)の製品構成と設置状況

第1世代は、マイクとスピーカーが1ユニットで完結しており、ダッシュボードやエアコン吹き出し口に設置することを想定した製品構成になっています。N-BOXの場合、助手席側のトレーにUSBの電源が3口(1口はカーオーディオ接続用)あるので、ここから電源を取り、助手側のエアコン吹き出し口に設置すると収まりが良くなりました。

「Echo Auto」(第2世代)の製品構成と設置状況

第2世代の特徴は、マイクと本体(スピーカー含む)が分離されており、そのため露出する部分が小さくなっています。全体が劇的に小型化された訳ではないので注意が必要です(^_^;)。また、第2世代はマイクユニットに5つのマイクが搭載されていて、ドライバーの指示をAlexaが確実に認識できるようになっているとのことです(第1世代でもあまり不便は感じませんでしたが...)。
ただし、第2世代は電源ケーブルからマイクユニットまでが一体化されており、ケーブルの交換(長さを変える)ができません。また第1世代ではエアコン送風口用のステーが付属していましたが、第2世代では付属しません(別売りでステーの購入は可能)。家の場合、N-BOXのシガーソケットからUSB電源を取り(シガー用の電源アダプターは付属)、ケーブルの余りと本体をすき間に押し込んでマイクユニットはシフトレバー近くに設置しました。

日本の場合「Echo Auto」(第2世代)でも、できることはほとんど変わりません

「Echo Auto」(第2世代)でも、第1世代とできることはほとんど変わりません。アメリカでは、ロードサービスを呼び出せたようですが、それも2023年9月29日で提供終了のような案内が出ていました。
これから「Echo Auto」を使ってみたいという人は第2世代しか選択肢がない訳ですが、もし第1世代を使っていて不満がないようであれば、買い換えは予算との兼ね合いで考えましょう。なにしろ価格が7,980円(税込)で、Echo Dot(第5世代)同額というのはかなり強気な値段設定感があります。ですが、定期的にセールが行われるので、その時に上手く買ってAlexaライフを楽しみましょう。

ポイント

ところが、2024年12月現在、Echo Auto(第2世代)は完全売り切れ状態で買えません。中古を探しても売っているのは第1世代ばかりです。昔車載に使った「Echo Dot(第3世代)」もAmazon本体からの販売は終了しています。もし他のEchoシリーズで再生環境を作るなら、ライン入出力を備えている第4世代を買うのが無難かと思われます。

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Amazon Echo Autoの仕組み

これが一番重要ですが、「Echo Auto」は、「Echo Dot」と違い単体で運用することはできません。家用の「Echo Dot」を車に搭載できれば、モバイルルーターのようなインターネット接続環境との連携でも運用できますが、「Echo Auto」はスマートフォンとの連携が必須です(スマートフォンがモバイルルーターを経由してインターネットに接続するのはOK)。

「Echo Auto」は、インターネットに接続したスマートフォンと、カーオーディオを音声操作で連携させるためのユニットに過ぎないのです。
「Echo Auto」とスマートフォンがBluetoothで接続され、スマートフォンがさらにカーオーディオとBluetoothと接続され、スマートフォンのAlexaアプリを声で操作することになります。つまり、「Echo Auto」は単に操作用のマイクと言えますが、一度接続すれば、エンジンをかけるだけで「Echo Dot」ライクでAlexaが使えるようになるのは便利です。

ちなみに、カーオーディオと「Echo Auto(のライン出力)」をケーブルで接続して音を鳴らすこともできます。ただ、N-BOXの場合、ライン入力端子が露出していない(インパネを開ける必要あり)ので、Bluetooth接続が素直な方法でした。

図示するとこんな感じです。

Echo Autoの仕組み
Echo Autoの仕組み

使ってみよう「Echo Auto」(第2世代)

車への取り付け(マイクユニットのセット)

前述していますが、家の場合N-BOXのシガーソケットにUSB電源を取れるアダプターを挿して電源を取り、本体(スピーカー含む)をすき間に押し込み、マイクユニットはシフトレバー近くに設置しました。なおマイクユニットは台座(マウント)と磁石で留める構造で、マイクユニットを簡単に外せるので、台座(マウント)を増やせば状況に応じてマイクユニットの固定位置を変えられます。

マイクユニットのセット

セットアップはスマホで

以下は、既にAmazonアカウントを持っていて、Androidスマホを前提としています。iPhoneでもそんなに変わらないと思いますが。

1.エンジンをかけ(電源ON)Amazon Alexaアプリを起動しデバイスをタップします。

エンジンをかけ(電源ON)Amazon Alexaアプリを起動しデバイスをタップします。

2.右上の「+」を選び、「デバイスを追加」をタップします。

右上の「+」を選び、「デバイスを追加」をタップします。

3.「Amazon Echo」をタップします。

「Amazon Echo」をタップします。

4.「Echo Auto」をタップします。

「Echo Auto」をタップします。

5.とりあえずこんな人はいないだろうということで(^_^;)

運転中にEcho Autoをセットアップしない

6.位置情報の権限を「常に許可」するように推奨されるので、とりあえず従ってみますが、第1世代ではこのような設定画面は出てきていないようです。「常に許可」にすると、例えばAlexaに天気を聞く場合、自分のいる地域の天気を教えてくれるとか、ロードサービス(日本では未提供)を依頼するときに位置情報が共有できるといった効果があるのかもしれません。

位置情報の権限を「常に許可」する

7.位置情報の設定から戻ると、AMZから始まるデバイスが検出されているのでこれが「Echo Auto」だろうとタップ。このあたりは人によって画面が違うかもしれません。

位置情報の設定から戻ると、AMZから始まるデバイスが検出されているのでこれが「Echo Auto」だろうとタップ

8.Alexaを有効にします。

Alexaを有効にします。

9.先ほど検出されたデバイスをペアに設定します。

デバイスをペアに設定

10.私は「自分の連絡先や通話履歴へのアクセス」を許可しない(チェックを入れない)でペア設定しました。

「自分の連絡先や通話履歴へのアクセス」を許可せずペア設定

11.Alexaに「Echo Auto」へのアクセスを許可します。これでペア設定までは完了です。

「Echo Auto」へのアクセスを許可

12.とりあえずもう設置されているはずですが...(^_^;)

Echo Autoを設置

13.N-BOXではライン入力は難しいのでBluetoothでカーオーディオから音を出します。

車内での音楽再生方法を選択

14.スマホとカーステレオのBluetooth接続はカーステレオの設定方法によるので、カーステレオの取扱説明書を見て設定しましょう。

スマホとカーステレオのBluetooth接続

15.ここからは音が実際に出るかテストします。

音が実際に出るかテスト

16.テストサウンドが車のスピーカーから流れれば接続成功。

テストサウンドが車のスピーカーから流れれば接続成功。

ここからは、更に以下の設定画面が出てきますが、個々でニーズが違うと思われるので割愛します。第1世代とは設定項目が段違いに増えています。

  • 位置情報とマップで使用する機能の選択
  • 「Echo Auto」で使用する機能の選択
  • 配信サービスの指定
  • マップサービス(自宅と職場の住所)の設定

まとめ

  • 「Echo Auto」は、Alexaに命令を伝えるマイクみたいなものです。スマホのAlexaアプリをドライブモードで使えば「Echo Auto」がなくてもAlexa操作が可能ですが、スマホの画面操作も必要になるので、やはり便利さに欠けます。もし、ストレスフリーで車内でAlexa!をしたいのであれば、「Echo Auto」を買うのが一番です。
  • 問題は、第1世代を持っている場合です。日本では第2世代でしかできないことは、走っている地域の位置情報を利用した天気などの情報提供だと思われます。このために7,980円を払って買い換えるのは疑問符が。とはいえ外に露出しているところをコンパクトにできるなどのメリットもあるので、セールで3,000円位で買える機会があれば、お財布には許容の範囲のような気がしますね。

今回紹介した「Echo Auto」以外にも、Alexa!できる機材は、色々あります。興味があれば、以下のリンク先で商品を見てみてください。たまにセールで数千円安くなったり、他の商品とセットで割安になることもあるので、色々と吟味してくださいませ!

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  • この記事を書いた人

けい☆ちーば

千葉県に暮らす、愛猫つむぎ(サイベリアンMix)とデジモノとジムライフをこよなく愛する会社員です。自分のお勧めや悪戦苦闘の日々を、あれこれ書いています。

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